| 2005年〜2009年 | 産業エネルギー事業部 産業技術グループ |
| 2010年〜現在 | 海外事業部 海外事業推進グループ |
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海外事業部には3つのグループがあります。1つめは、海外事業戦略を構築する海外事業企画グループ。2つめは、ガス田の権益を取得する上流事業グループ。そして私が所属する海外事業推進グループ。海外における事業拡大を目指して、中下流事業、とくにIPP(卸電力事業)やパイプライン会社の買収およびLDC(ガス配給会社)や小規模ユーティリティ(公益事業体)への出資検討、参画などを行っています。
事業に参画、あるいは買収するためには、まず情報収集です。世界中の投資銀行や弁護士、から案件に係る情報を仕入れます。また、海外のユーティリティやビジネスパートナーと対話することで積極的に出資、M&Aについて働きかけることもあります。売買可能な流動性のあるアセットは、そう数が多い訳ではありません。チャンスを逃さないためには、上記パートナーとの情報交換を密にすることが欠かせません。タイムリーな情報にアクセスするために、電話会議はほぼ毎日、月に1度は海外に足を運びます。
当社の海外事業戦略を実現するための投資ですから、まずその可能性を探っていくことが肝要です。一方、投資対象国や会社、ビジネス環境など事業を取り巻く様々なリスクについて考察します。法整備が進んでいる先進国を中心に投資を考えておりますが、政府主導プロジェクトなどリスクの少ない案件に関しては、発展途上国への投資も視野に入ってくるでしょう。
特定の案件に狙いを定めたら、秘密保持契約を交わした上で売主にアクセスし、デューディリジェンス(資産査定)を開始します。デューディリジェンスでは、対象資産の査定はもちろん、その将来性や環境適合性など広範囲の分析が必要です。従って、ファイナンシャルアドバイザーを中心に、弁護士や技術、環境のコンサルタントとチームを組みバリュエーション(価値評価)を行います。これらの作業経てファイナルオファーを売主に提示し、最終的に合意に至ればめでたくDeal Doneとなります。
東京ガスがこうした海外事業に積極的に参画するようになったのは、ごく最近のことです。表面的には、資本投下をしてリターンを得る、単純な株式投資のように思われがちですが、実態は大きく違います。当社の目的は、投資した先に根を張り、東京ガスらしい、地に足の着いたビジネスを展開することです。
私がこの部署へ異動してきたのは1年半ほど前のことですが、一緒に仕事をしている人たちはとてもレベルが高く、日々刺激を受けています。その一方で、専門性の高い一流のアドバイザーと協働し、戦略的にM&Aを進めるという貴重な経験には、成長意欲をかき立てられます。世界中の様々な企業と対話し、エネルギーや海外インフラ資産に関する生きた情報を得られるのは、この仕事でしか味わえない面白さだと感じています。
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私が海外事業推進グループに異動してきたのは、まさにメキシコ発電資産買収案件の真っ最中でした。先輩社員から引き継ぎということで説明を受けましたが、専門用語ばかりで、何となく現状を把握するのが精一杯。異動前の部署では、産業用のお客様にガス設備を提案する際の技術サポートを行っていたのですから、無理もないことです。とにかくその日から、1日数百件に及ぶメールや、何千ページにも及ぶ契約書に目を通す日々が始まったのです。
ここではベルギーにある発電所への出資参画プロジェクトについて紹介します。プロジェクトメンバーは私を含めて4人。まずは、資産の詳細調査から着手しました。発電所を取り巻く契約状況を検証し、将来のキャッシュフローを推定。また、環境・技術アドバイザーを活用し、技術的なリスクについて把握した上
で買収金額をはじき出します。その後はひたすら経営陣含む関係各部署への説明に奔走しました。投資金額はおよそ数十億円。安い買い物ではありませんから、社内の了承を得るのは容易なことではありません。あらゆる角度から山のように寄せられる質問に、契約書やレポート、アドバイザーの資料などを示しながら、一つひとつ丁寧に答えていきます。数字やデータは必要ですが、最後はやはり熱意です。このアセットがいかに優れているのか、猛烈な熱意を傾けて説明、説得に当たりました。そして、投資評価委員会や経営会議などの重要なプロセスを経て、ついに投資の意思決定がなされました。それまで約半年、メンバー全員で夜遅くまで努力したことがついに実を結び、無事買収に成功した時は、大きな達成感を感じました。
- 06:00 「起床」
- 前日のダメージが残っていなければ早起きです。
- 06:30 「お風呂」
- 子供と一緒に朝風呂に入ります。
- 07:00 「朝食」
- 朝ごはんは欠かさず食べます。
- 08:15 「自宅を出発」
- 健康が気になりはじめたので、20分ほど歩きます。
- 09:00 「出社」
- まずメールチェック。24時間いつでもメールがきます。
- 10:00 「情報収集」
- 案件に係る契約書や資料、マーケット情報などに目を通します。
- 12:15 「昼食」
- たまにオフィスの外に出てランチします。
- 13:00 「打ち合わせ」
- チームのメンバーと案件の進め方などについて打ち合わせをします。
- 17:00 「電話会議」
- 欧州の朝にあわせて現地アドバイザー等との戦略会議を行います。
- 20:00 「就業」
- 会議の内容をまとめて家路につきます。
- 21:00 「帰宅」
- 夕飯を食べて、お風呂に入って一日の疲れを取ります。
- 22:00 「音楽」
- 趣味で続けているバンド活動。作詞作曲やギターの練習をします。
- 23:30 「就寝」
- 大好きなアイラモルトを嗜んでから眠りにつきます。


- 院生の時、外資系投資銀行でインターンシップを経験しました。それなりの達成感はありましたが、「誰のためにやっているのか」という思いが頭をもたげてきたので、就職活動では別の視点から考え直しました。
エネルギー業界は自由化の波にもまれ、ビジネスモデルの転換を迫られています。そんな環境だからこそ、何か面白いことができるのではないか。そんな思いから東京ガスに興味を持ちました。 
- ファイナンス、アカウンティングなど一般的なビジネススキルもさることながら、どんな局面においても冷静にかつ合理的に考えることが肝要です。また、ビジネスというのはあらゆる主体が絡んで成り立っていますので、テキストで学んだことや他の誰かの考えに固執することなく、色々な角度から自分なりに物事を捉え、将来をイメージすることも大事です。

- 精神的、肉体的にタフな人。物怖じしない人。とても大きな仕事ですが、同時に自由度が高い仕事なので、言われた事を確実にやるだけの前時代的なサラリーマンでは務まりません。失敗や間違いはつきものですが、一人で仕事をしている訳ではありませんので、メンバーを信じて仕事に取り組むことが大事です。また、海外のパートナーは、あなたの会社や上司の考えではなく、あなたの考えを尋ねてきます。自分で物を考え、相手によって使い分けせず、とことん自分の主張を通す強さも必要だと思います。

- 若手社員でもどんどん重要な仕事、役割がまわってくるのは、予想以上でした。

少なくとも、10年後に自分は会社を舞台に何をしたいか、どんなことでもいいのでイメージしておくことが大切だと思います。単に会社に入ることが目的では、あまりにもつまらない。「自分にできること」ではなく「自分が何をやりたいのか」を考えてみてください。

















