パイプラインの形成計画を通じて、
ガスの安定供給を支える

供給

パイプライン技術

INTERVIEW WITH

TAKUMI OKADA

導管ネットワーク本部 導管企画部 供給企画グループ

岡田 卓巳

2012年度入社
創造理工学研究科 総合機械工学専攻 マクロ材料コース

入社動機

就職活動には、大きく2本の柱を設定して臨んだ。まず、金属工学について研究してきたという側面から、鉄鋼メーカーや非金属メーカーをターゲットに。次に、時間と労力を費やして働くからには、より多くの人の役に立つような仕事に就きたいという側面から、インフラ系も視野に入れていた。その点、パイプラインを扱っている東京ガスなら、学生時代の知見を活かしつつ、人々の生活基盤を支えることができると考えた。説明会や面接などを通じ、もっとも自然体で臨めたことも理由のひとつ。このような会社であれば、自身も伸び伸びと働けそうだと思い、最終的に東京ガスを就職先に選んだ。

CAREER

  • 2012年 南部導管ネットワークセンター 設計・道調グループ
  • 2015年 中央導管ネットワークセンター 設計・道調グループ
  • 2017年 導管企画部 供給企画グループ

01

担当なさっている職務について教えてください

所属部署のミッションは、東京ガス管内の導管網を対象にした輸送量向上・安定供給体制の強化です。業務は、①導管網解析システムの維持・整備、②想定需要対応や導管網補強策への投資計画の立案・検討、③導管網投資計画の可否判断の3種に大別できます。

グループ内ではエリアによって分担していますが、私自身は、東京・埼玉・栃木・群馬の中圧導管網を担当しています。都市ガスの輸送力を向上させ、安定供給体制を強化する手段としては、バイパスラインの新設、口径の細い管から太い管への取替など、さまざまなアプローチがあります。予算や費用対効果など、さまざまなファクターを視野に入れつつ、ベストなプランを練り上げるのは非常に難しいことですが、反面、ガスの輸送力アップという会社の成長に直結する目標に臨むわけですから、使命感も大きいですね。

もちろん、自身で考えた計画が実際に動き始めたときや、それが完成した際には、大きな達成感も得られます。困難な障壁にぶつかることも多くありますが、それらを乗り越えた経験は、その後の新しい機会にて応用できるケースも出てきます。経験を重ねるなかで、自身の成長を実感できる点でも、やりがいに満ちた仕事だと思いますね。

INTERVIEW WITH

TAKUMI OKADA

02

実務のなかでは、どのような点で
苦労なさることが多いのでしょうか?

どれくらいのユーザーがいて、どれくらいの量の都市ガスが消費されるのかをシミュレーションしながら、導管網の解析手法をかためていきますが、この解析結果に基づいて、導管網の補強カ所の優先順位が決まります。つまり、解析手法の内容は、社内の各セクションはもちろん、お客さまも含めて広範囲にわたって影響がおよぶのです。そのため、想定ロジックを見誤ると、各所で大きな支障が発生しかねないわけですが、自由化に伴うシェアの変動、対象エリア内の人口の変動、気候の変動などは、正確に予測しきれるものではありません。

また、このエリアの輸送力を上げてユーザーを増やす機会を作りたいというニーズがある一方で、導管網を広げることによる維持管理体制構築の困難さやコストアップに関する指摘を受けたりと、社内で意見が相反する場合も少なくありません。どちらかが完全に正しい・間違っているということはあり得ませんから、私たちが調整役になる必要があるんですね。落としどころをどこに設定するかは、頭を痛めていますよ(笑)。ただ、先述のとおり、基本的には収益アップにつなげるための検討・協議ですから、前向きさをもって業務にあたることができています。

03

今後の目標やキャリアビジョンについては、
どのように考えていますか?

長期目標は、パイプラインについて知り尽くしたスペシャリストになることです。今は、担当エリアの関係で中低圧のパイプラインを対象にしていますが、この部署に在籍している間に高圧導管も手がけ、経験や知識の幅を広げたいですね。パイプラインは、ガス事業の根幹を支える要です。導管網のどこをどのように強化していくべきかを考える際には、どれだけ事業を成長させられるかという視点も不可欠です。技術面一辺倒では限界があると感じているので、アセットマネジメントなど、ビジネス面の知識も強化していきたいですね。また、総合力を高めるという意味では、技術営業として最前線に出て、ユーザーと直接やりとりしながらニーズの実態や需要喚起の可能性などを実感することや、技術開発に携わってパイプライン敷設の可能性を広げることなども有益だと思います。

一方で、ガスに拘泥するのではなく、他に先んじて新たな道を切り拓いていくことも、リーディングカンパニーとしての東京ガスの使命です。都市ガスに代わる次世代のエネルギー供給についても、今のうちから模索・検討をはじめるべきだと思うんです。社内でそのようなプロジェクトが立ち上がった際には、貴重な資産である導管網を活かすというアプローチで、ぜひ関わってみたいですね。

仕事における誇りと喜び

「支える」という意味では、パイプラインの整備・補強をミッションとしているので、ガスの安定供給や事業の拡大に貢献できているという自負を抱けますね。一方、導管網を「変えていく」という意味では、今後の大きな課題だと思っています。人口が右肩上がりだったこれまでは、ひたすら導管網を拡張していくことに専念していればよかった。しかし、減少局面を迎える近年は、パイプラインを広げていくエリアについても、選択と集中の考え方が必要だと思います。これまでになかった大胆な発想の転換も必要になってくるでしょう。時代に適した変革に積極的にコミットして、東京ガスの未来を切り拓いていきたいですね。

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2011年度入社 | 基幹理工学研究科

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