東京ガスのインハウス法務として
現場視点で契約締結を遂行する

バックオフィス

コーポレートスタッフ

INTERVIEW WITH

AYAKO TANAKA

総務部 法務室

田中 彩子

2012年度入社
法学部 政治学科

入社動機

大学3年次のオランダ留学中に東日本大震災があり、6月に帰国。当時、渋谷の街でさえ節電で暗かったことが印象的で、オランダの生活で環境に優しい生活に触れていたこともあり、改めて日本のエネルギーのあり方、環境の課題について考えるようになった。そのなかでガスが環境に優しいことを知ったこと、大きい会社のほうが色々なことができると考え、東京ガスを選んだ。

CAREER

  • 2012年 東京ガス リックリビング株式会社出向
  • 2014年 産業エネルギー事業部 産業企画部
  • 2016年 海外ビジネス法務留学(米国ロースクールLL.M.)、および現地弁護士事務所でのインターン
  • 2018年8月 総務部 法務室

01

法務室における田中さんの
ミッションを教えてください。

法務室にて海外法務担当として、LNGの売買契約や海外投資案件を中心に、秘密保持契約といったシンプルな契約から、LNG調達契約・株式売買契約書・共同操業契約書など、あらゆる事業部で発生する海外案件の英文契約を担当しています。

東京ガスは原料調達に限らず、上流から下流まで手広く海外事業を展開しており、多種多様な契約を世界中の企業と交わしています。それら契約書の内容に、自社にとってのリスクがないか、当社の実現したい内容が反映されているかをチェックし、担当者がスムーズに協議を進められるようバックアップをしています。海外企業との交渉の場に当社の法務担当として出席することもあり、契約の内容や法律の知識だけでなく、交渉現場での駆け引きや、最新の国際情勢・マーケットの動きの把握を求められる場面も多々あります。そのため、現場により近いスピード感での業務を日々経験することができています。当社の海外事業の発展が自らの専門性・業務の領域の広がりにつながるため、自身の成長においてとてもやりがいのある仕事です。

こういった法務は外部の弁護士(外国人)と連携しながらの作業も多いですが、東京ガスのインハウス法務として、より現場の事情を知っている立場から契約締結までを支えていけることが我々の強みであると考えています。当社がこの契約において実現させたいことや、そこから想定されるトラブルへの対応などは、現場の方から直接話を聞いて実態を把握し、契約に反映できるよう、現場と一体となって粘り強く取り組む我々の力が必要だと思っています。

INTERVIEW WITH

AYAKO TANAKA

02

ミッション遂行にあたって
乗り越えるべき壁とは?

当社における海外との契約の多くは、英米法を準拠法としている場合が多く、「こういったトラブルの際にはこうする」など、詳細に条文に記載していくため、契約書が100ページ以上に及ぶこともあります。それだけに、協議に1年、契約締結までには丸2年かかることもあります。しかし、事細かに交わす契約は、最終的に当社の権利を守る拠り所になるものだと考え、なんとか取り組んでいます。

法律の知識を活用して、現場の方々が要望する内容を契約に盛り込むのが私たちの務めですが、時には法律的に「できない」という判断をしなくてはならないこともあります。現場の想いを知るだけに、「それは無理です」と言わなくてはならないときは心苦しく、法律の知識で皆さんの要望に応えたいという気持ちと矛盾を感じることも。しかし、「NO」と言うことが法務の責任でもありますので、最終的にはその判断が当社を救うと信じて実践しています。

03

営業担当から、どのように法務へと
キャリアをチェンジされたのでしょうか?

産業エネルギー事業部で業務に携わる中で、先輩方がそれぞれプロフェッショナルな分野を持っていることに感銘を受けました。私自身も「これなら私に任せて」と誇れる軸がほしいと思い、法学部出身というバックグラウンドと得意な英語を生かそうと決意。社内の留学制度を活用して、アメリカのロースクールに通いました。無事、米国の司法試験に合格し、現地でのインターンも経験して帰国後、法務室に配属となりました。

当社は、若手に限らず誰かが何かにチャレンジすることを、皆が応援してくれる風土があります。産業エネルギー事業部は忙しい部署だったのですが、ロースクール入学を目指す私に対して、「今日は早く上がって受験勉強して」と応援してくださり、留学中もずっと気にかけてくれて何かと連絡をしてくれました。司法試験に合格したときなど、自分たちのことのように喜んでくれ、改めて、この方たちの、そして会社の役に立ちたいと思いましたね。

法務業務は「この事例では、こういったことができる」「この事例では、ここを注意しなければ」など、単純な法律知識にとどまらない、経験による知見が重要になります。その点、私の法務業務は始まったばかり。今後数年をかけて経験を積み、契約におけるリスクを減らし、担当者のやりたいことを実現できるよう、バックアップしていきたいと思います。

仕事における誇りと喜び

当社が外部の法律事務所にすべてを委託せずに、インハウスの法務を活用する理由のひとつに、現場に近く、業務のことをよく知っていることが挙げられます。ガスや電力事業において、現場の複雑な事情や担当者が掲げる事業への想い、会社の目指すべきところなどを、当事者の一員として現場とともに進めることができるのは、インハウスだからこそ。その点が、この仕事を誇れるポイントですね。一方で、交渉の現場に立ち会ったり、外部の法律事務所に協力をしてもらうことで、最新のマーケットや、世界のトレンド、社会的な当社の立ち位置を知ることができるのも刺激的で面白い部分だと思っています。

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