GLOBAL REPORT

世界の最前線と東京ガスのいま

東京ガスでは、LNG(液化天然ガス)などの都市ガスの原料を世界中から調達し、 エネルギーの安定供給に努めています。 また、それだけではなく、世界各地に広がるガス田開発や、 海外各国でのガス供給や発電事業も手がけており、 活躍の場は、世界のエネルギー産業の最前線に広がっています。
VietnamHoChiMinh
AustraliaPerth
USAHouston

HoChiMinh

Satoshi Aizumi

2007年入社。工学研究科機械システムデザイン工学専攻卒。プロジェクトマネジメント業務に興味があり東京ガスを志望。入社後は技術開発本部にて、新サービス・新技術のプロジェクト開発に従事。2013年からはリビング法人営業本部にて、マンション向け家庭用燃料電池「エネファーム」の市場立ち上げ、新ビジネス構築に従事。一橋大学国際企業戦略研究科(ICS)へのMBA留学を経て、2018年から東京ガスアジア社にて、ベトナムにおける事業開発を担当。ホーチミン/ハノイ事務所の副所長。

東京ガスが誇る
バリューチェーン構築を海外で

東京ガスの海外事業というと、これまでは主にバイヤーとしての調達業務や、プレーヤーとしてのLNG開発プロジェクトへの参画が主流でした。しかし、私たちが持つ知見はそれだけではありません。何よりも歴史とノウハウを誇るのが、LNG調達から受入、ガス配給、そして発電事業までを繋ぐ、一連のLNGバリューチェーンの構築です。東京ガスでは今、これらのノウハウを、今後電気・ガスの需要が増えるであろう国々に積極的に輸出しています。

ベトナムはこれまで国産ガスに依存していたため、LNGを輸入した経験がありません。しかし、ガス需要は発電用途を中心に大きく伸びているため、LNGの需要拡大が想定されています。そこで、当社が国営石油ガスグループと協力しながら、ベトナム国内でのLNGバリューチェーン構築を手助けしていきます。そのなかで私は、必要な現地での情報収集、関係構築、新規出資案件の検討や、出資済み案件のフォロー、駐在員事務所の組織運営を担っています。

つくるのは、その国・
お客様の価値となる事業

駐在員事務所の副所長として日々、様々な業務に携わっています。投資案件だけでなく、人事総務業務やローカルスタッフの採用など業務範囲が広く、時に、LNGビジネスのパイオニアとしての知見・技術力や、東京ガスとしての見解など、幅広いものを求められます。海外でLNGがスタンダードになれば、当社が提供する価値は少なくなっていくでしょう。しかし、中長期の目線でお客様の価値となる事業を育てていく姿勢や、他社と協業して価値をつくり出そうとする当社の姿勢は、今後の海外事業では必要不可欠なものになると私は考えています。これまでにない経験ですが、ローカルの人々と一緒に成し遂げていく経験は、自分自身の成長につながると期待しています。

東京ガスの新たな事業を創出したい

今後の目標は、まずはベトナムにおいて、LNGバリューチェーンの構築や新規案件開発を実現させること。また、ベトナム事業を継続していくための組織構築をし、ベトナム人から働きたいと思えるような組織・文化づくりをしていきたいです。長期的には国内外問わず、東京ガスの新たな事業を創出していく業務に従事したいと考えています。

MBA留学と海外赴任を経て痛感したのは、世界を相手にしたビジネスでは、「自分らしさ」が大事だという点です。他人と同じである必要はないし、自分らしいリーダーシップが重要だと思いながら日々の業務を進めています。就活生の皆さんも、この機会に「自分らしさ」を考えてみるとよいかもしれませんね。

Perth

Ray Tamagaki

2013年度入社。経済学部経済学科卒。中学・高校時代をシンガポールやタイで過ごした経験から、英語力を生かして日本の社会を支える仕事をしたいとインフラ企業で就活。入社の決め手は、海外事業の展開に力を入れていたため。入社後2年間、ライフバルに出向した後、2015年から東京ガスオーストラリア社へ。

少数精鋭でLNGの
プロと協力体制を築く

東京ガスでは、世界各地からLNG(液化天然ガス)を輸入し、都市ガスとして日本のお客様に提供しています。オーストラリアでは5つのLNGプロジェクトに出資しており、東京ガスオーストラリアが、それらのプロジェクトの権益を管理しています。私が担当するのは、西オーストラリア州のプロジェクト。原料ガスを液化してLNGを製造し、販売する業務のうち、LNG船の出荷に関わる手続きや予算管理、税務当局対応など、多岐に渡る業務を行っています。

LNGプロジェクトでは、オペレーターと呼ばれる企業がプロジェクトを取り仕切ります。私が担当しているプロジェクトは、LNGプロジェクトの中でも規模が大きく、オペレーターでは何百人ものメンバーが関わっています。一方で当社は、私を含めた3人のチームで対応。知見が深いプロ集団の方々とともに専門的な会議に参加し、存在感を発揮しなければならないため難しい場面もあります。しかし、逆に少人数であるからこそ、プロジェクトの内容を横断的に見られるのがこの仕事の魅力であり、同時にやりがいを感じています。

バイヤーとプレーヤー、
2つの立場で知見を蓄える

東京ガスは、世界的に見ると大手のLNGバイヤーであり、海外のLNGプレーヤーからはバイヤーとしての知見を求められることが多々あります。一方で、私が担当するプロジェクトでは、プレーヤー側のパートナーとしての役割を求められる一面があり、プロジェクトの価値を高めるために貢献しなくてはなりません。幸い、東京ガスオーストラリアでは複数のプロジェクトに参入しているうえ、少数精鋭であることから社内の情報共有や意見交換も活発です。ここに本社のサポートを交えたバイヤーの視点・経験を含めることで、横断的な知見を提供できると思い努力しています。 今後は、上流事業のエキスパートとして、LNGの購入に関わる仕事や、北米のプロジェクトに携わってみたいと思っています。

変化に富んだ時代を、チャレンジ精神で乗り越える

今、日本のエネルギー業界は自由化の真っただ中。変化に富んだ、チャレンジングで面白い時代だと思っています。東京ガスは、130年以上の歴史を持つ老舗会社です。一方で、私のように、希望すれば若いうちから海外に出るチャンスを与えてくれる会社でもあります。日本国内のお客様に向けた国内事業が中心のようでいて、その裏では世界各国と多彩な業務、プロジェクトで繋がっています。海外事業に興味があるチャレンジ精神旺盛な仲間が増えることを期待しています。

Houston

Masanori Yamada

2010年度入社。人間・環境学研究科修了。海外での仕事がしたかったこと、生産から供給、営業まで幅広い業務分野があることに惹かれ東京ガスに入社。ライフバルへの教育出向後、海外事業部で東京ガスアメリカ社の起ち上げに関わる。米国公認会計士を取得後にCastleton Resources社に出向。2018年6月より東京ガスアメリカ社上流事業部。

今後が期待される北米における
シェールガス・プロジェクト

東京ガスアメリカ社は、天然ガスに関わる上流事業、発電事業、供給事業に取り組んでおり、上流事業部では新規井戸の掘削・仕上げ、生産井戸の管理、生産物の販売などを行っています。そのなかで私は、当社が25%の権益を保有する米国テキサス州バーネット堆積盆におけるシェールガス開発事業を担当。オペレーターやパートナーとなる会社と密に連携を取りながら、生産状況や事業の収支・経済性の管理をしています。また、当社技術チームと連携しながら、今後の開発についてもオペレーターと議論しています。

当社が北米上流事業に参画して数年経ちましたが、まだまだ知らないことや未経験の事態に遭遇することがあります。それらをチームメンバーで協力しながら乗り越えることで、知識や組織力が向上していくことにやりがいを感じています。

海外事業だからこそ、
基盤となるのは日本のお客様

入社後、日本国内でライフバルに出向し、定期保安点検などの業務を通して、家庭用のお客様と多くの接点を持つことができました。その後、海外事業に関わった時に改めて感じたのは、当社の強みと基盤は、出向時に関わった東京ガスを利用してくださる1100万件のお客様であるという点です。当社のビジネスは、最終的には日本にいるお客様へエネルギーを安定供給し、快適な暮らしをご提供すること。海外においても常に、日本のお客様と繋がっているのです。海外のビジネスパートナーにも我々のそういったポジションを理解してもらい、そこに相乗効果を見出していただくことが、海外で事業を進める上での大切なポイントだと思っています。

成し遂げたいことを思い描き、社会への貢献を

現在私は、米国における経営手法やビジネスのスピード感を、身をもって体感しています。日本と異なる文化やビジネス手法を学んだ経験を生かし、その両者の良い部分を融合して、東京ガスをより強靭な会社・組織にしていけるよう貢献したいと考えています。

就職活動では、どういった会社を選べば良いか分からず悩んだり、自分の思い通りに進まず落ち込んだりすると思います。自分が何に興味があって、何を成し遂げたいかを思い描いてみると、立ち止まらずに進むことができるはずです。自分や自分の将来について考える良い機会ですので、ぜひとも前向きに頑張ってみてください。