社員が想う誇りと喜び

若手社員座談会

東京ガスのいまを支え、未来を担っていく若手社員たち。
彼らは、どのような想いで東京ガスを選び、
どのような想いを持って、日々の業務に取り組んでいるのか。
そして、彼らが描く未来とは如何なるものなのか。
一人ひとりの想いを、語ってもらった。

PROFILE

近藤 雄大

根岸LNG基地 施設部
電気グループ
2011年度入社
理工学研究科 電気電子工学専攻

佐々木 香枝

都市エネルギー事業部
法人営業第一グループ
2012年度入社
情報理工学研究科 情報環境学専攻

岡本 健司

経理部
ファイナンスグループ
2013年度入社
法学部 法律学科

Chapter 01

「支えたい」想いの背景にある
3.11という原風景。

佐々木 私たち3人の共通点は、ちょうど就職を考える頃もしくは直前に東日本大震災を体験したことですね。みなさんが自分の将来を選択するうえで、あの大震災は影響がありましたか?

近藤 私は入社直前の3月でした。社会全体を支えるインフラに関わる仕事を希望し、東京ガスに入社を決めていましたが、計画停電や電車の運休などを経験する中でインフラの重要性を改めて強く感じ、エネルギー業界で働くことへのモチベーションを強く持つことができました。

岡本 わかります。当時は被災地の様子が毎日ニュースで流されて、エネルギーが暮らしの根幹を支えていることを再認識させられましたよね。

近藤 もともと電気系の専攻だったこともありエネルギー業界を中心に就職活動をしていました。電力業界も考えましたが、東京ガスは熱と電気両方に取り組んでいること、海外事業にも力を入れていることなど、挑戦的な企業風土が魅力的だと感じました。その後震災を経験し、入社前に身が引き締まったのを覚えています。

佐々木 私は環境建築系の研究室に所属していたので、「環境に優しい都市づくり」を手がけたいと考えていました。就職活動の真っ最中に3.11が起きて、環境負荷低減だけでなく、防災に強いまちづくりが大切なのだと実感させられました。ゼネコンやデベロッパーでなく、東京ガスを選んだのは、防災面も含めて「インフラ企業として社会を支える責任感」に魅力を感じたからです。岡本さんはどうですか?

岡本 専門を生かせる理系の人たちと違って、私は文系らしく全方位方の就職活動でした。考えていたのは「世の中を支える縁の下の力持ちになりたい」「社会を回すために自ら動く歯車になりたい」ということ。エネルギー、海運、素材メーカーが候補だったのですが、大学3年に参加した東京ガスのインターンシップで、社員の方が発した「東京ガスは挑戦する会社である」という言葉が決め手になりました。抱いていたインフラ企業へのイメージとはずいぶん違うなと、新鮮に感じたのが大きかったですね。

Chapter 02

バリューチェーンの上流で
より安価なエネルギーの安定供給を支える

近藤 東京ガスは原料調達から輸送、都市ガスの製造・供給、発電、エネルギーソリューションまでトータルに提供するバリューチェーンを展開していますが、私は入社以来、その上流部分に関わっています。袖ケ浦LNG基地や根岸LNG基地、東京ガスベイパワー発電所で、エンジニアとして設備の保守・設計に携わってきました。

岡本設備の保守・設計とはどんな内容の仕事ですか?

近藤 基地や発電所には無数の設備があります。一つは設備を健全な状態に保つための点検や管理、異常時の迅速な対応といった日常業務。もう一つは新規設備の設計などを行っています。施設部では基地の信頼性を維持しつつ、競争力を高めることが重要な命題となっています。

佐々木 LNG基地に競争力があれば、どのようなメリットがあるのですか?

近藤 競争力を高めることにもいくつか種類があります。一つはシンプルにコストを低減すること。もう一つは基地の柔軟性を高めることです。基地の柔軟性とは、計画外の突発的なLNG受入もスムーズに行えるようにすることです。その柔軟性を高めることで、長期契約とは別に、市場動向を見ながら安価にLNGを調達できる機会が増えるのです。柔軟性の高い基地を構築することは、安価なガスでの安定供給につながり、ひいては暮らしの向上や日本の産業の発展に貢献していくわけです。LNGの安定供給を通して社会を支えていく。それが私の使命であり、誇りに感じるところです。

Chapter 03

めざすのは
環境に優しく災害に強い都市づくり

佐々木 近藤さんが上流で支えている安価で安定したエネルギーを、さまざまな形でお客さまに提供しているのが私たち営業部門です。バリューチェーンのいちばん下流の部分ですね。私は都市エネルギー事業部に所属しており、主にデベロッパーの計画する再開発案件に対して、最適なエネルギーシステムを提案しています。たとえば現在渋谷では100年に1度の大規模な再開発が進んでいますが、東京ガスはエネルギー供給という側面から都市づくりに参加しています。もちろんエネルギー事業者は東京ガスだけではありませんので、コンペになるケースがほとんどです。コストは重要な評価ポイントですので、近藤さんたちがいかに安価なLNGを調達してくれるかが、私の命運を握っているわけです。

近藤 仰る通り競争に勝ち抜いていくためにもとても重要なポイントですよね。もちろんその要望に応えるべく部門一体となって日々努力を重ねていますが、我々が製造し送出した都市ガスがいかに価値のある、魅力的な提案に繋がっていくのか、是非教えていただきたいです。

佐々木 私たちの提案するエネルギーシステムのコアとなるのはガスコージェネレーションシステムで、エネルギーの有効利用、面的利用に大きな効果を発揮します。そのメリットをいかに最大化する提案ができるかどうかが、もっとも重要なポイントになります。近年は環境に対する意識が高まり、また地震などの災害に強いまちづくりを望む声が大きくなっていますから、都市ガスの環境性、防災性も大きな訴求ポイントです。「環境に優しい都市づくり」に関わることは私の入社動機でもあったので、現在の仕事はとても楽しいです。エネルギー自由化で競争は激しくなりましたが、チャンスも拡大しています。将来的には日本全国で、さらには世界各地で、環境に優しい都市、災害に強い都市づくりに協力していきたいですね。

Chapter 04

社会を支えるバリューチェーンを
支えているという誇り

岡本 経理部はバリューチェーンの上流でも下流でもなく、その全体を支える位置にあります。会社運営の前提となる財務・資金の仕事は、まさに「縁の下の力持ち」。その意味では私も入社動機が叶った業務に携わっているといえるでしょうね。

近藤岡本さんの所属するファイナンスグループとは、具体的にはどんな仕事を?

岡本 一言でいえば資金調達です。社債発行や金融機関からの借入、投資有価証券など保有金融資産の管理、投融資の管理、デリバティブ取引の執行など、会社の財務・資金関係業務の執行部分を幅広く担当しています。なかでも社債発行は力の入る仕事です。市場の動きを見ながら、年限選択や、発行金額、主幹事証券会社の選定など、何度も議論した上でディールに入ります。無事に投資家に社債を購入いただき、資金調達できたときは多くの方のお力添えをいただいているだけに、大きな達成感があります。この仕事のおもしろさは、日々の為替レートや国内外の金利、政治や市場の状況によっても当社のとるべき戦略が変わることから、世の中、とくに市場と当社の繋がりを強く感じられるところですね。

佐々木 私の場合は、環境に優しい都市、災害に強い都市をつくることで、人々の暮らしを支えている実感があります。近藤さんも安価で高品質な都市ガスを安定供給することで、暮らしの向上や日本の産業の発展に貢献することに誇りを感じている。でも、岡本さんはエンドユーザーからは見えない仕事をしています。どういうときに社会を支えていると感じているのでしょう?

岡本 確かに直接的に社会を支えているかと問われると難しいですね。ですが、LNG調達、都市ガス製造、輸送、販売という当社の事業は、なにひとつ遅滞が許されません。バリューチェーンのあらゆる部門が機能することで、エネルギーの安定供給が実現しています。その活動を支えているのが資金であり、必要な金額を確実に調達するのが私たちです。ですから資金調達では、万一にも資金繰りに苦しむという事態が生じないよう、セーフティネットを何重にも張り巡らせています。社会を支えている直接的な実感はなくても、私の仕事が近藤さんや佐々木さんの活動を支え、それが社会の発展につながっていく。それが「縁の下の力持ち」である私の仕事だと、胸を張って誇ります。

佐々木 なんだかおいしいところを全部もっていかれました(笑)。

Chapter 05

守るために変えていく
変わるために挑戦する

近藤 エネルギーの安定供給はこれからも変わることのない東京ガスの社会的使命ですが、その社会的使命を果たすためにさまざまなチャレンジを行っています。たとえばAIやIoTの活用もそのひとつ。ロボットを使った定型業務の効率化(RPA)や現場業務や訓練にARやVRを活用するための検討なども行っています。また、将来的にはAIを活用し、LNG船の航路や基地間調整の最適化を実施できるようにしていきたいと考えています。

佐々木 変えていく、チャレンジしていくという点は、営業も同じです。環境意識の高まりなど社会のニーズに応えて、都市づくりの提案も進化していますし、何よりエネルギー自由化で既存の枠組みに捉われていては競争に勝てないという危機感があります。これからはエネルギーだけでなく、サービスも含めてお客さまと深くつながっていく営業を推進したい。そのためには企画部門が描いた営業戦略ではなく、お客さまのニーズの変化を肌で感じている私たちが新しいビジネスモデルを模索し、挑戦し、営業戦略に反映させることが必要だと思っています。東京ガスはインフラを守る使命がありますが、インフラに縛られているわけではありません。自由に、どこまでも可能性を広げていく、その最前線に立っているのが営業だと強く自覚しています。

岡本 東京ガスでは、これまでパイプラインの敷設など、長期の資金需要に合わせた資金調達が主流でした。近年も40年債といった長期社債を発行しています。しかし、事業戦略が変われば財務戦略も変わります。今後は短期で低利の資金調達の割合が増えるでしょうし、海外事業によりドル建て資産が増えれば、為替リスクに対するヘッジも必要になります。変わり続ける東京ガスの事業に合わせて、最適な財務戦略を実現することが、私のチャレンジです。

近藤 支えていく誇りも、変えていく喜びも三者三様ですが、底辺に流れる想いは共通です。これからも社会や暮らしをそれぞれの立場から支え、よりよく変えていきましょう。